インテリアコーディネーター監修

和室・畳の部屋にベッドを置くときの4つの注意点

和室・畳の部屋にベッドを置くときの4つの注意点

洋室にはベッド、和室には布団というイメージがありますが、反対に畳の部屋にベッドを置きたい場合や、洋室にじゅうたんを敷いて布団で寝たい場合もありますよね。

絶対的なルールではありませんが、ベッドはフローリングの上で使う設計なので、気をつけるポイントがいくつかあります。

そこでここでは和室にベッドを置くときの注意点を紹介しようと思います。

畳がへこまないよう考慮することが大事

畳がへこまないよう考慮することが大事

和室は照明や窓が木枠の場合が多く、フローリングではなく畳、クローゼットではなく押入れ、ドアが引き戸…という感じでしょうか。
ベッドを置くうえで特に気をつけるべきは畳のことですよね。

また、どうせなら和室にマッチしたタイプを置きたいもの。
和室に置くときの注意点は次の4点です。

  1. 畳がへこまないようにする
  2. 簡単に動かせない
  3. フレームは木製が絶対条件
  4. ロータイプのほうが似合う

1.畳がへこまないようにする

いろんな形状のものがありますが、特に気をつけるべきは「脚」。

脚付きのベッドを和室に置いた例

↑ 畳の天敵は「細い脚」になります。

全体重を、しかも数時間、さらにそれを毎日のように預けるわけなので、細い脚だと簡単に畳がへこんでしまいますよね。
見栄えはかっこいいのですが、畳が傷むことを覚悟しなければいけません。
このようなベッドを置くなら、厚手の畳柄ジョイントマットを下に敷くのがポイント。

畳柄のジョイントマット

時間の経過とともにへこんでいくため、たまにチェックしてあげる必要はありますが、ジョイントマットのため、場所を入れ替えることですぐに新品状態に復活しますよね。
ジョイント部分も意外と目立ちません。
ベッド下全体に敷けば、掃除機をかけて畳を痛めることもありませんね。

↓ また、フレーム全体で置くタイプなら荷重が分散されて跡も付きにくいです。

フレーム全体で置くタイプのベッド

脚付きよりも荷重が全体に分散されるので、ジョイントマットを合わせれば跡はほぼ付かないでしょう。

2.簡単に動かせない

フローリングの場合は、ちょっと押せばすぐ横移動はできます。
下を掃除するときは動かせると楽ですよね。

畳の場合、押してずらすと畳がボロボロになってしまいます。
畳の「目」「方向」に合わせればまだマシなものの、基本的には動かせないと考えたほうが畳に優しいと言えます。

置くときはあらかじめコーディネートを決めておきましょう。
「やっぱりこっちの方がいいかな」と言って何度もずらしていては畳がボロボロに傷んでしまいます。

また掃除機をかけやすいよう壁にベタッとつけないとか、後々ずらさなくても掃除がしやすいよう位置を考えてみるのもいいですね。

3.フレームは木製が絶対条件

デザイン的には、フレームは「木」が絶対的に似合います
和室にパイプやアイアンベッドは似合いません。

仮にあなたがアイアンベッドが大好きでも、不釣り合いなインテリアに置くよりは似合うベッドのほうが満足感は高いはず。
和室には木のほうが似合いますし、むしろ木を受け入れてくれる雰囲気を初めから持っていますよね。

幸い木製は種類も豊富で様々なデザインの物があります。
きっと好きなテイストも見つかるはずですよ。

4.ロータイプのほうが似合う

和室に置くベッドは、敷布団のような低いタイプが似合います
和室に置く家具は、全体的に低いと違和感がありません。

それでもいくつかポイントを抑えることで、少し高さが出てもいい感じに配置することができます。
絶対ではなくセオリーといったニュアンスですね。

特に収納付きは高さが出てしまうので、しっかり和室に合うような選び方をしたいところです。

和室に収納ベッドを置く大事なポイント

収納付きは高さが出てしまうので、和室に置くと違和感が出てしまうことがあります
布団のように低いベッドだと似合うタイプが多いのですが、高さがあるときは、次の3点に気を付けるといい感じに置くことができます。

  1. 和室の木の色味を揃える
  2. ヘッドレスなタイプ
  3. 畳ベッドは違和感がない

和室の木の色味を揃える

基本は「いかに周囲と調和させることができるか」を考えること。
和室では、ベッドを目立たせてはいけません。

和室には木がいっぱい使われていますよね。
その木の色に合わせるのがコツです。
最もメインとなる木の色にフレームの色を合わせます

そうすることで目立ってしまうことを防ぎ、高さを少しでも感じさせなくすることができます。
濃いブラウンがメインならベッドも濃いブラウンに、ナチュラルな色ならナチュラルにするのがおすすめ。

明るい色の木を使った和室

↑ 例えばこの和室なら、明るめの木の色で揃えるとよく調和しそうですよね。

濃いめの色の木を使った和室

↑ この和室なら濃いめのダークブラウンのほうが合いそうですね。
隠れ家的な古民家のテイストになります。

濃いめ明るめが混じった和室

↑ 和室と洋室が並ぶときにありがちなパターンがコレ。
ドアは洋室に合わせてあるため濃いめでも、和室自体は明るめのデザインですよね。

そういう時は、置く位置の雰囲気に合わせることがポイント。
窓枠のような明るめの色が個人的には似合うと思います。

お部屋のアクセントは別の場所で担ってもらい、収納ベッドを置くときは「和室に高さのある家具」という違和感を少しでもなくす方がまとまり感が出ます。

ヘッドレスなタイプ

和室に合うヘッドレスなタイプ

形状によっても和室に似合うかが変わってきます。
一般的なイメージでは「ヘッドボードがあって高さがある」という形状。
でも和室によく似合う「布団」にはヘッドボードなどありません。

なので「ヘッドのないタイプ」を選択することで、違和感なく和室になじませることができます。
簡単に言うと「床に布団」というスタイルをそのまま持ち上げ、収納できるようにした感じです。

「ベッド感」が薄れ和室でもよく合います

畳ベッドは違和感がない

畳ベッド

ベッドは洋風なものですが「畳ベッド」は完全に和風です。
畳という素材自体が和風なので当たり前と言えば当たり前ですよね。
なので高さのある収納付きだとしても、畳という素材を使っていれば難なく配置することができます

ただ畳ベッドは「布団を敷いて寝る」ので、マットレスのような「バネ」「クッション性」はありません。
床に布団を敷いて寝る硬さと同じです。

和室に畳ベッドは「高さのあるベッドで、敷布団を敷いて寝たい」という人に向いています。
低いとホコリが気になったり、起き上がるのが大変だったりするので、そういう部分を回避することができますよ。

まとめ

  • 畳がへこまないようなベッドの形状を意識する
  • ジョイントマットなどでへこみを防止する
  • 材質は「木製」が絶対条件
  • 低いベッドだとよく似合う
  • 収納付きを置くなら木の色を合わせる