インテリアコーディネーター監修

脚付きマットレスのカビ対策&11のメリットと9つのデメリット

なるほど!脚付きマットレス 3つのメリットとデメリット

脚付きマットレスの形状や使い勝手が良さそうだけど、周囲で使っている人もいなく「買って失敗しないだろうか…?」と悩んではいないでしょうか。
シンプルな形状でスペースを有効に使うことができ、一見いいことばかりに感じます。

でもどんなベッドでもメリット・デメリットは必ずあるもの。
それを知って購入するのと知らずに購入するのとでは、後々の満足度に大きな差が出てしまいます。

そこでここでは、脚付きマットレスのメリット・デメリットをまとめてみようと思います。

脚付きマットレス 11のメリット

まずは脚付きマットレスのメリットを考えてみます。

  1. コンパクト
  2. シンプルなデザイン
  3. 移動しやすい
  4. 比較的安い
  5. 取り扱いが楽
  6. フレームのきしみがない
  7. 長く付き合える
  8. 組み立てが簡単
  9. 脚で高さ調節ができる
  10. 配置の自由度が高い
  11. ぶつけても痛くない

コンパクト

脚付きマットレスの利点はそのシンプルさにあります。
床に布団を敷いて寝るのをそのまま20~30cm持ち上げた感じで、ベッドと布団寝のいいとこ取りができますよね。

ヘッドボードがないのでコンパクトになり、狭いスペースでもスッと置くことができます。
ワンルームや子供部屋など、物が溢れやすい部屋にはとっても重宝する形状ですね。

シンプルなデザイン

脚付きマットレスにはヘッドボードがなく、ベッドフレームもなく、一般的にイメージする「ベッド」の部分がありません。
なので大きな家具にもかかわらず「存在感」が少なくなり、主張しすぎることがありません。

どんなお部屋にも馴染み、テイストを大きく左右することもなく、いい意味で個性のないベッドと言えます。

移動しやすい

脚付きマットレスはヘッドボードがなく、フレームもありません。
模様替えや掃除のための移動がスムーズで、女性でも扱いやすいベッドです。

分割式ならなおさら動かしやすく、簡易ソファとして使うこともできますね。

比較的安い

脚付きマットレスは、フレームがないので比較的安く買うことができます。
マットレスと脚だけなので部材が少なく、販売価格を抑えることができるんですね。

グレードを上げることや、ほかの家具に予算を回すといったことも可能になりそうですね。

取り扱いが楽

フレームがないので取り回しがとっても楽なのも大きな特徴。
一般的なベッドに比べて軽量で、簡単に動かすこともできます。
シーツや敷きパッドの付け外しも簡単です。

フレームのきしみがない

フレームはネジなどで固定するため、時間の経過とともにきしみ音が出てくる可能性がありますよね。
それはいたって普通なことですが、脚付きマットレスにはフレームがないので、きしみ音が出る可能性を減らすことができます。

きしみ音は、性格によっては気になって眠りが浅くなってしまうほど。
可能性が減るだけでも意外と大きなメリットだったりします。

長く付き合える

シンプルなデザインは飽きにくいもの。
住まいが変わっても長く付き合える良き相棒になってくれますね。

フレームがないのでカバーを変えるだけで全く違う雰囲気になってくれますし、リネン類のデザインだけで雰囲気を作れるのも利点です。

組み立てが簡単

簡単というより組み立てがありません、脚付きマットレスは。
脚を取り付けるのを組み立てと呼ぶかどうか、という感じですね。

多くのベッドは組み立て式なので、特に女性にとっては大きなアドバンテージになりそうですね。

脚で高さ調節ができる

ペットに合わせたり、子供と添い寝したり、ベッドの高さを調整したいことって意外とありますよね。
細かくは無理だとしても、脚付きマットレスなら調整することも可能。
単純に脚を外せば低くなりますし、別売りで長さの違う脚に変えることができるタイプも多いですよね。

逆に高くして収納ケースを下に入れたいということもよくあること。
商品によって変わると思いますが、脚の種類があれば手軽に高さ調節できますね。

配置の自由度が高い

頭と足がどちらでもいいので、配置しやすいメリットがあります。
特に狭い部屋や一人暮らしなどではメリットになりやすく、また、模様替えの時も、向きを反対に…なんてことが不要になりますね。
その日の気分によって頭と足の向きを変えてみる、なんてことも可能です。

ぶつけても痛くない

木のフレームに足をぶつけると、非常に痛いですよね。
特に角のあるフレームに、なぜが小指がぶつかりやすいものです。

脚付きマットレスの場合は、脚の部分は要注意ですが、マットレスの部分はぶつけても痛くないので、どうしても動線が狭くなってしまう時にも使いやすそうです。

脚付きマットレス 9つのデメリット

万人に完璧なベッドなどあるわけもなく、脚付きマットレスにもやはりデメリットはあります。

  1. マットレスの交換ができない
  2. マットレスのメンテナンスがしにくい
  3. 小物を置く場所がない
  4. 寿命が短くなりがち
  5. 搬入しにくい可能性がある
  6. 高級感がない
  7. 脚を外すとシーツがかけにくい
  8. 壁に付けれないと頭部が落ち着かない
  9. ヘッドがないので壁が汚れやすい

マットレスの交換ができない

通常のベッドのように、マットレスだけを交換することはできません。
マットレスが時間とともにヘタってくるのは仕方ないとして、マットレスだけを変えることができないのはデメリットですよね。
また、何かをこぼして汚れてしまったなどの場合も、交換は丸ごとということになります。

ただ、そうした弱点を補う脚付きマットレスも、実はあります。

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マットレスに自由度が増し、メンテナンス性や寿命にも良い影響があるのでおすすめですよ。

マットレスのメンテナンスがしにくい

脚付きマットレスは「マットレスを立てかけて太陽の光にあてる」「壁に立てかけて風を通す」といったことが苦手。
フレームとマットレスが独立しているものよりもメンテナンス性に劣り、ダニやカビの発生など、通常のベッドのマットレスよりもメンテナンスがしにくい傾向にあります。
立てかけること自体はもちろんできますが、脚がボキッとなってしまわないよう、起こすときは二人でやるようにするのがおすすめです。

こちらも上で紹介した脚付きマットレスで解決できます。

小物を置く場所がない

脚付きマットレスだけじゃなく、ヘッドレスのベッド全般に言えることですが、メガネ・本・携帯・スマホ・時計…のような小物を近くに置くことができません。
小物を置くための後付けヘッドボードを付けると「コンパクト」というメリットが台無しになるので要注意ですね。

狭い部屋の場合は、テーブルを寄せるなどすれば大きな問題にはなりません。
また、あえてデスクの横にベッドを配置することで、ヘッドボード代わりにするというアイデアもありますね。

寿命が短くなりがち

一般的な脚付きマットレスだと、使う面がいつも同じなので、へたりも早まってしまいます。
理想は3か月位ごとに、頭と足・表と裏を変える、いわゆる「ローテーション」をすること。
それにより荷重のかかる部分が分散されるので、結果的に長く使うことができます。

脚付きマットレスでは基本的には無理ですが、これも上で紹介したモデルだと解決ですね。

搬入しにくい可能性がある

組み立て式のベッドの場合、組み立てる手間はあるものの、梱包サイズを小さくできるメリットがありますよね。
脚付きマットレスは組み立てがない分、マットレスの大きさがモロに梱包サイズに。

脚はほとんどが取り外しできるタイプなので心配いりませんが、搬入のしにくい住まいの場合は、分割マットレスタイプを選ぶのがおすすめです。

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分割されていれば、どんなに搬入しにくい住まいでも搬入できるはず。
特に一人暮らし向け賃貸物件などには重宝しますね。

高級感がない

脚付きマットレスは、多くのモデルで「カジュアル感」の強いデザインになっていますよね。
モダンで高級感のあるタイプはあまりなく、ラグジュアリーなインテリアには合わせにくいかもしれません。

マットレス部分はシーツでテイストを揃えることができますが、脚はほとんどが「木製」です。
スチール脚のタイプなどがあれば、モダンな雰囲気にも合わせやすそうですが、今のところ見たことがありません。

脚を外すとシーツがかけにくい

脚を外して目いっぱい低くして使うことができるのは、メリットで紹介しました。
が、その状態だとシーツをかけたり敷きパッドを付けたりするのがなかなか大変です。

脚を外して使うのは本来の使い方とは違うので、その辺は仕方ないといったところでしょうか。

壁に付けれないと頭部が落ち着かない

配置の自由度が高いものの、壁に付けることができないと、ヘッドボードがないので頭の付近がスカスカして寝にくい可能性も。
個人の感じ方次第ですけどね。

逆に開放的で寝やすいという人もいるかもしれません。
ぼくは頭に何かあった方が落ち着くタイプなので、デメリットに含めた次第です。

ヘッドがないので壁が汚れやすい

特に新築の家や小さな子供に使う場合に気になるのが、壁の汚れ。
寝具やマットレスがこすれたり、子供の場合は寝返りして壁にドンとぶつかったり、ヘッドボードがないと何かと壁と接触しますよね。

特に気になるような汚れにはなりにくいと思いますが、壁紙とこすれやすいので、気になる人もいるかもしれませんね。

脚付きマットレスのカビ対策

脚付きマットレスに限らず、ベッド周りは湿気が多いもの。
デメリットとして「マットレスのメンテナンスがしにくい」ことをあげましたが、ここではカビに着目してみようと思います。

脚付きマットレスはカビやすい?

答えは「ノー」です。
湿気に強いとも一概には言えませんが、少なくともカビやすいタイプのベッドではありません。

脚付きでマットレス下に空間があるので、湿気が逃げて分散しやすいですよね。
また、マットレスがフレームで囲われていることもなく、前後左右上下、全ての方向から湿気が逃げていくことができます。

ベッドの形状自体では、カビは生えにくい構造と言えそうです。

問題はメンテナンス性が悪いこと

とは言え、メンテナンスをしなければどんなベッドでもカビが生えてくる可能性はあります。

湿気の多い住まい・地域、風の通りにくい間取り・配置、湿気の多い鉄筋コンクリート造、汗っかきな体質、梅雨時期…。
あげればきりがないほど、カビは様々な条件で生えやすくも生えにくくもなります。

ベッド自体はカビに強くても、メンテナンスがしにくい点がやはり気になるところですね。
逆に言うと、もともとカビに弱い構造じゃないのだから、少しでもメンテナンス性を良くしてあげることで、カビの心配は大幅に軽減できるというわけです。

敷きパッドとシーツを必ず使う

マットレス自体のメンテナンスがしにくいので、いかにマットレスに湿気がいかないようにするかがポイントです。
そのためには敷きパッドとシーツが必須。

寝汗は敷きパッドとシーツで吸収し、こまめに洗濯して清潔にすることで、マットレスに湿気がこもるのを防いでくれます。

敷布団は使わない

脚付きマットレスを、布団を敷く「台」にしないこと。
マットレス内部ではなく、マットレス表面に湿気がこもりやすくなります。

敷布団は通気性も悪いため、毎日あげていたとしても表面に黒いポツポツができる可能性を高めてしまいます。

定期的に風を通す

湿気を分散させるには、やはり風通しが重要。
理想は風通しのいいところに立てかけることですが、最低限、窓を開けて風を通すだけでも大きな差になります。

梅雨時期などで外がジメジメしているときは、サーキュレーターや扇風機の風を当てるだけでも違いますよ。

収納はほどほどに

ベッド下に空間があると「もったいない」気持ちが働き、つい収納ケースを置いてしまいがち。
それはそれで別のメリットがあるものの、通気性を悪くすることも忘れてはいけません。

多少ならまだしも、あまりギュウギュウ入れてしまうのはカビの原因に。
しっかり有効活用している「空間」という意識を持つことが重要ではないでしょうか。

加湿器に要注意

特に冬ですね、加湿器は。
風対策・インフルエンザ対策として、加湿器を使う家庭も多いと思います。

が、実はベッド周りのカビって「冬」が多いんです。
寒いので窓を開けず、通気性が悪い状態で加湿器を使う。
これではカビが生えて当然です。

湿度を見ながら「無駄に加湿しない」ようにし、冬でも天気のいい日はあえて窓を開けて空気の入れ替えをし、リネン類はこまめに取り換えるようにしましょう。

掃除機をこまめにかける

カビが生える大きな要因に「ホコリ」があります。
ベッド周りではホコリをなくすことは不可能ですが、減らすことは可能ですよね。

髪の毛やフケなどが落ちやすく、温かくなりやすい枕元を中心に、定期的に掃除機がけをするのがおすすめです。
案外、マットレス内部の湿気った空気もいっしょに吸い込んでくれるかもしれませんよ。

脚付きマットレスで比較すべきポイント

メリットやデメリットも分かり、カビ対策も分かったところで、どのような脚付きマットレスがいいかという問題が出てきます。
そこまで種類が多いわけじゃないので、次の5つを比べていくのがおすすめです。

  1. マットの種類
  2. 脚の長さ
  3. 分割式か一体型か
  4. サイズ感
  5. 品質

マットの種類

ポケットコイル・ボンネルコイルが一般的ですね。
モデルによっては他にもマットレスが選べる可能性もあります。

ボンネルコイルとポケットコイルの違いを比較してみた
ボンネルコイルとポケットコイルの違いを比較してみた

脚の長さ

標準に付属されている長さと、別売りの長さが分かるといいですね。
「脚の長さ=マットレス下空間の高さ」なので、あらかじめ収納ケースを置こうと考えている場合は、そこでしっかり入るかを確認できますね。

分割式か一体型か

分割式は搬入しやすいものの、境目が気になる可能性も。
敷きパッドなどで対応すれば大丈夫そうですね。

逆に一体型は搬入に注意。
梱包サイズをしっかり確認し、ちゃんと部屋まで入るかを考えておく必要がありそうです。

サイズ感

大柄・小柄にもよりますし、家族で寝る・一人で寝る・夫婦で寝るといった人数にも大きく左右されます。
普通サイズはいろんなモデルがありますが、例えば小柄な女性や子供にはショート丈の脚付きマットレスがおすすめ。

コンパクトさが魅力!高さが選べる「新ショート丈 脚付きマットレス」

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ただでさえコンパクトな脚付きマットレスが、より一層コンパクトになるので、狭いお部屋にもスッキリ置くことができますね。
また、家族で使うなら連結できる脚付きマットレスも。

隙間パット付き!家族みんなで寝れる連結脚付きマットレス「MORE(モア)」

連結できる脚付きマットレスはこちら

隙間パッドで連結できるので、非常に大きな脚付きマットレスベッドになり、家族みんなで寝ることができます。

品質

メリット・デメリットでも書きましが、マットレスのローテーションができないタイプは寿命が短くなりやすい傾向にあります。
安価なタイプを5年で買い換えるのか、少し高価なタイプを10年くらい使いたいのか、その辺を考えておくことも脚付きマットレスでは重要。

特に長く使いたいという場合は、やっぱり日本製のものを選びたいところです。

日本製のマットレスベッド「Waza(ワザ)」

日本製の脚付きマットレスはこちら

やや価格は上がってしまうものの、長く使うことができ、安心感も違いますよね。

まとめ

脚付きマットレスは変わった構造なので、一般的なベッド&マットレスとは違った利点と欠点があります。
ただ、どんなものにも良いところと悪いところがあるので、大事なのはそれを理解したうえで使うということ。
知っていれば対応もできるので、弱点が弱点ではなくなりますよね。

シンプルでコンパクトな脚付きマットレス。
デメリットもありますが、総合的には魅力いっぱいのベッドではないでしょうか。