インテリアコーディネーター監修

ワンルームに最適なベッドの条件&上手な4つの配置例

賃貸ワンルームに最適なベッドを考えてみた

ワンルームの場合、ベッドは部屋の大部分を占めることになりますよね。
選び方が難しく、選択を誤ると使いにくいお部屋になってしまいます。

そこでここでは、ワンルームに最適なベッドはどのようなものかを考えてみようと思います。

ワンルームで気をつけるべき3つのポイント

ワンルームで気をつけるべき3つのポイント

ワンルームの場合は部屋が一つしかないので、2つ部屋があってそれぞれが狭いのとは少しわけが違ってきますよね。
居住空間の大部分を占めてしまうわけで、よりベッド選びが難しく大事と言えます。
ワンルームでの選び方のポイントは次の3点です。

  1. 収納スペース
  2. ソファの有無
  3. 湿気が多い部屋か

収納スペースは足りているか

ワンルームに住むときに、最も難しいのが収納スペースの確保ではないでしょうか。
物を減らすことが大事なのはもちろんですが、そもそもワンルームの場合は物理的に収納できる場所がありません。

物が少なくて収納スペースには困っていないのか、それとも少しでも収納スペースを増やしたいのか。
収納付きベッドにも種類があるので、どれだけ収納スペースを確保すべきかによって選択の幅が大きく変わります。

収納付きの場合は「引き出しタイプ」のほかに、引き出しが上下二段になった「チェストベッド」や「跳ね上げタイプ」もワンルームには人気です。

引き出し収納ベッド
↑ 引き出し付き ↑

チェストベッド
↑ チェストタイプ ↑

跳ね上げ収納ベッド
↑ 跳ね上げ収納ベッド ↑

引き出しタイプは分かれてるので整理しやすいメリットがありますが、「引き出すスペースが必要」「長物や大きな物が収納できない」というデメリットがあります。
もし衣類やリネン系を収納できればいいというなら、引き出しタイプが使いやすいです。

でも大きな物、たとえば旅行用のケースや丸めたラグのようなものを収納したいなら、跳ね上げ式も選択肢になります。
引き出すスペースがいらないのもワンルームには魅力ですよね。

ソファを置くかスペース優先か

ワンルームでは、大きな2大家具と言ってもいい「ベッド」と「ソファ」を置くことが物理的に難しい場合も多いと思います。

床に布団を敷いて寝て、ソファーを置くか…
ベッドを置いてソファを諦めるか…

悩んでしまいますよね。
睡眠習慣に大きく左右されますが、今までベッドで寝ていた人にとって、床に布団を敷いて寝るのがイヤという人も多いはず。
そういうときはどちらかというとソファを我慢するほうが失敗も減ります。

いっそのことベッドをソファ代わりにするのもアリです。

ベッドをソファ代わりに

ローベッドは部屋を広く見せるのでワンルームには選択肢の一つになるでしょう。
でも低すぎるので「座る」ということに関しては向いていません。

寝られればいいと言うなら関係ありませんが、ソファを置けない代わりにベッドをソファ代わりにも使うという場合は、高さがあるほうが向いています。
小さなベッドと小さなソファを無理やり置くなら、いっそのこと「寝れる&座れる」タイプのほうがスペースを有効に使えるはず。

足を伸ばして使うなら高さは関係ないので、ヘッドボードがレザーになったタイプもいいですね。

ヘッドがレザーになったベッド

湿気が多い部屋か

すのこベッド

ワンルームは学生をターゲットにしたものが多く、縦長(階数が多い)の建物の場合が多いです。
家族をターゲットにした場合は部屋の数などを確保する必要があるので、2~3階建ての木造も多いのですが、高さのある建物の場合は鉄筋コンクリート造が多くなります。

もしあなたの住んでる建物が鉄筋コンクリート造の場合、湿気は多くないでしょうか。
とくに新しい建物ほど湿気が多くなる傾向にあります。

湿気が多い場合は、すのこ仕様を選んだり、収納付きじゃないものを考える必要もあります。
収納スペースは基本的に寝る部分の下ですから、どうしても湿気が溜まりやすい場所。
そこに衣類を入れるとカビの原因になる可能性も出てきます。

ワンルームにベッドをどう配置するか

ワンルームにベッドを置く場合、前述の注意点の他に、どのようなレイアウトにするかをある程度考えておく必要があります。
配置に自由がないワンルームでは、特に大きな家具を置く位置の候補は3~4個しかないはず。
それを考えておくだけでもイメージが膨らみ、大きさやデザイン・色などを想像しやすくなります。

この間取りで配置を考えてみる

例えばこのような間取りでシングルベッドを置くとしたら、どこがいいでしょうか。
お部屋の広さは6畳です。
考えてみましょう。

ワンルームなら角につけるのが定番

角に付けた配置

角に配置すると、最もスペースを有効に使うことができます。
寝る時も壁際だと落ち着くもので、最もオーソドックスな配置ですね。

注意点は、窓の位置・コンセントの位置・空調の位置など、動かせない大事なものがあるかどうかです。
あまりこだわっているとワンルームの場合置く候補がなくなってしまうので、ある程度の妥協は必要になります

本来はワンルームの入り口から見て奥側に置くのが無難です。
が、このようにエアコンがあったりして置きにくい場合は、臨機応変に変えていくしかありませんね。
ワンルームと言えども様々な物件があるので、試行錯誤は必要になるでしょう。

片方だけ壁に付ける

動かせない家具や動線などによっては、フレームの一つの面だけ壁に付ける配置がベストの場合も。
例えば、なんとか奥に置こうとしてエアコンをかわした場合は、次のような配置になります。

エアコンをかわして縦に配置

この配置は、エアコンの下に頭がこないようにしたイメージです。
直下じゃないとはいえ、これではエアコンの風が全身に当たりやすく、あまり好ましくありません

エアコンをかわして横に配置

こちらは、単純に横向きにしてエアコンをかわした配置。
レイアウト的には、クローゼットの扉をかわしつつベランダへの動線もしっかりあり、スペースをいい感じに使えていますよね。
それでもエアコンの下に頭が来るので、最適とは言えません。

今回の間取りの場合は、1番最初の配置が最も空間を有効に使えそうで、個人的にはおすすめ。
エアコンの風は、当たってしまいますが…。

多くの条件をクリアした配置

例えばこの配置のようにすると、窓に頭側が来るデメリットはあるものの、多くの条件をクリアして良さそうに見えます。
もちろん、これはこれでいいと思いますが、ベッド横・エアコン前にどんな家具を置くかによって左右されそうです。

ワンルームにはいろんな家具を置く必要があるので、妥協点を見つけるという視点で配置を考えるのがいいのではないでしょうか。

ちなみに風水を気にする人も少なくないと思います。
が、ワンルームで風水まで考えると、置く場所はほぼなくなってしまうので、あまり気にしないほうがいいですよ。

ソファベッドはワンルームに向いていない

ワンルームにベッドを置くことを考えると、ソファベッドが気になる人も多いはず。
理屈を考えるといいように思いますが、実はあまり向いていません
理由は中途半端だからです。

まず大前提として、ソファベッドは布団を収納するスペースがなければいけません
大きなスペースを使っているにもかかわらず、さらに布団を片付けるスペースまでなければいけないのです。

百歩譲って敷きっぱなしにしたとしても、それではソファにすることはできません。
ソファとして使う場合は、布団をよけなければいけず、結局はスペースを有効に使えるはずが、多くのスペースを取ってしまうのです。

寝る時もやや中途半端。
ベッド用のマットレスではないのでそこまで寝心地が良くなく、物によっては背中に段差を感じる場合もあります。

ワンルームではなくもう一つ部屋があるなら、ソファベッドも選択肢になります。
こちらも合わせて参考にしてください。

狭い部屋にベッドを置くときに気を付けるべき2つの注意点狭い部屋にベッドを置くときに気を付けるべき2つの注意点

まとめ

  • 収納スペースが足りているかを確認する
  • ソファも置くのかを決める
  • 建物の構造からベッドをイメージする
  • 配置は他の家具も合わせて総合的に考える
  • ソファベッドはワンルーム向けじゃない

ワンルームに置くベッドでは、このようなことを考えて置くことが大事ですね。