インテリアコーディネーター監修

長く使うための「分割できる二段ベッド選び」3つのポイント

長く使える!分割可能&コンパクトな二段ベッド

子供の寝床で悩んではいないでしょうか。
今は一つの部屋で二人で、でもいずれは一つずつの部屋で、と考えていると、なかなかベッド選びって難しいですよね。

そこで近年とても人気なのが「上下分割できる二段ベッド」。
一段ずつ分けて使うことができるため、長い期間使うことができ、とても経済的です。

でも「分かれる=耐久性は大丈夫?」という疑問もできてきますよね。
分けることができるということは、部材も分割されているわけで、とくに耐震性などが気になるベッドだけに不安に感じることもあると思います。

そこでここでは、分割して一段に分けることのできる二段ベッドについて紹介しようと思います。

分割二段ベッドの特徴

上下を分けられるということは、以前の分けられないタイプと比べて新たなメリット・デメリットが発生します。

分割二段ベッドのメリット

メリットとしては、次の5点がメインでしょうか。

  1. 長く使える
  2. 部屋を分けられる
  3. 横に並べられる
  4. 引っ越し時に有利
  5. 思いで作りができる

長く使える

最大の利点が「買い替えを減らし、長く使える」という点。
購入時は「ベッド二台分」になるわけで、とても高く感じますが、二人が長く使えるということを考えると、結局は経済的だったりします。

ベッドフレームは寝具類やマットレスと違い、基本的には壊れるまで使うことのできる家具。
分割しても上下に連結しても使えるので、臨機応変に長い期間使うことができます。

部屋を分けられる

一段ずつ使えるというのは、お部屋を分けるときに最も役に立つ機能。

お部屋の数の関係だったり、子供部屋があったとしてもあえて一つの部屋で二人で寝たいという場合もあると思います。
それでも成長するにしたがって自分だけの空間が欲しくなるのは、ほぼ間違いありません。
その時にスマートに分けられるのは、本当に重宝します。

また、好きなタイミングで分けられるので、「部屋を分けるときはまた新たにシングルベッドを買えば…」と考えるより俊敏に動くことができそうです。
意外と上の子は自分の部屋を望んでも、下の子はまだいっしょに寝たいと考えていることが多く、そのタイミングって難しいもの。

子供たちの心情を探りながら、絶妙のタイミングを逃さず行動できるのも大きなポイントになりそうです。

熟考してみた!狭い子供部屋を快適に使うベッド選びと配置を
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横に並べられる

上下を分割して横に並べれば「シングル×2」としても使えます。
金具などで連結できるかは商品によりけりですが、分割できるからこそ、横に並べられるということですよね。

例えば添い寝の必要な年齢から活躍することができますし、お部屋のスペースに問題がなければ、あえて上下ではなく横に並べて子供二人で寝ることも。
高さを怖がる場合などにも対応できます。

引っ越し時に有利

部材が分かれているので、搬入搬出がしやすいメリットも。
大きなメリットとは言えないものの、分割二段ベッドを考えている人は「今はアパートで部屋数は足りないけど、数年後は一戸建てを目標に…」と考えている家族も多いのではと思い、あえてメリットに加えました。

そもそも業者さんが運べばあまり関係はないかもしれませんが、荷造りは少し楽になるかもしれませんね。

思いで作りができる

シングルベッドで別々に寝るのでは得られない、特別な思い出を残すことができます、二段ベッドは。
ぼく自身が小さいころ二段ベッドを使っていて、数十年たっても兄弟で寝ていて起きた「事件」をはっきり覚えています。
ずっと仲のいい兄弟姉妹でいることにも一役買ってくれますよ。

大人になればみんな一人で寝れるようになるわけで、慌てて一人寝にする必要もないのかもしれません。
小さいころはあえて兄弟いっしょに寝れる環境を作ってあげるのも、親心と言えるのではないでしょうか。

分割二段ベッドのデメリット

分割できることによるデメリットは、次のようなものがあります。
二段ベッド時のデメリットは少なく、主に「分割して使う時」に気になるものが多そうです。

  1. 耐震性が気になる
  2. 必ずしも同じ形状に分割されない
  3. デザインは微妙
  4. サイドフレームは要注意

耐震性が気になる

最も気になる点で、唯一、二段ベッド使用時に気になるデメリットですね。

上下が分割されている二段ベッドは、必ず縦の柱の部分で連結する必要があります。
そこがつながっているものと分かれているものでは、やはり前者の方が強度が高いものです。
金属製のダボを使うものが多く、商品によってはさらにネジで固定するものもあります。

ただ、その辺はメーカーも熟知しているわけで、確実に検査もしているはずなので、そうそう問題はないでしょう。

日本は大きな地震の多い国なので、念には念を入れてと考える人は「金属ダボ+ネジ」というパターンが強力。
前後左右に加え、上下にも動くことがありません。

金属ダボ+ネジ

必ずしも同じ形状に分割されない

二段ベッドが基本なので、上下を分割した際に全く同じシングルベッドにならない場合が多いです。
特に高さ感に差が出やすい弱点があります。

大きな違いはないので「こっちがいい!」などとケンカになることはなさそうです。
が、全くいっしょにならない可能性もあるので、その辺は要チェックですね。

デザインは微妙

こちらも「基本は二段ベッド」という設計が生むデメリット。
個人的に気になるのが足元です。

一般的なベッドの場合、フットフレームの高さは不要ですよね。
ヘッドボードが一番高さの出る部分で、フットボードは低いのが普通。
ところが二段ベッドを分けて使うと、フットフレームに高さが出てしまうタイプが多いです。

使う上では何の問題もないのですが、普通のシングルベッドにはないものが付いてるので、人によっては違和感を感じるかもしれませんね。

サイドフレームは要注意

二段ベッドとして使う時は、サイドフレームは確実にないとダメな部品です。
ところが分割して使う場合は、特になくてもいいですよね。

子供がまだ小さいなら転落を防ぐ意味で、あっても大丈夫なこともあると思います。
この辺は考え方や年齢で分かれそうです。
サイドフレームが外せるタイプと外せないタイプがあるので、予め確認しておきたいところです。

サイドフレームが一体型だと強度が出るため、あえて外せなくているモデル。
シングル時に使いやすいよう、サイドフレームを外して使えるモデル。

どちらも一長一短と言えますが、大事な部分なのでチェックしておきたいところです。

二段ベッドはいつまで使える…?

何歳まで使うか、使えるかというのは、二段ベッドではとても重要なポイントですよね。
一人寝ができるようになり、高さが怖くなくなったころから、一人部屋が欲しくなり始める中学校入学くらいが一般的。

でも今ではとても長く使える二段ベッドが多いため、子供が小さなころからしっかり考えておくと、本当に親としては助かります。

子供の成長で考える

二段ベッドがイヤになるということは、つまりは自分だけの空間・部屋が欲しくなってきているということですよね。
多くは中学生ころでしょうか。
近年では大人っぽい子供が増えている傾向にあるので、小学校高学年くらいの場合もあるかもしれません。

また男女の兄弟だと、その時期も早くなるでしょう。
男の子同士・女の子同士なら、いっしょに寝てもイヤじゃないということもありますよね。

高校生でも兄弟・姉妹でいっしょに寝ているという話も聞きます。
が、男女の兄弟で高校生で二段ベッドに寝ているというのは、あまり聞かないはずです。

思春期の大事な時期なので、男女の兄弟の場合はしっかり親が分けてあげられるようにコントロールしてあげたいですね。
男女の仲のいい兄弟というのも、いいですけどね。

住まいによって考える

いくら子供が「別々に寝たい」と言っても、そもそも部屋が子供の人数分なければ無理というもの。
この場合は「お部屋を用意できるまで」という、親に依存する形に。
親としたらややプレッシャーですね。

ある程度の広さのある部屋なら、上手く仕切りを作って独立した空間を作ることはできます。
完全に独立はしていないものの、子供にすればかなり良く感じると思います。

また、どうしても分けることが難しい場合は、二段ベッドにカーテンを付けてあげるなどの対応も必要になるかもしれません。
住まいの問題は簡単にはいかないもので、対応策を予め考えておきたいですね。

カーテンをかけてみる

長く使うためのポイント

分割できる二段ベッドは、やっぱり長く使える点が一番です。
服や靴のように、成長に合わせて小まめに買い替えることなど、できるはずもありません。

そのためには、分けることができる特徴以外にも大事なポイントがあります。
それが次の3点です。

  1. サイズをコンパクトにしない
  2. 耐荷重を気にする
  3. デザインを気にする

サイズをコンパクトにしない

二段ベッドは大きな家具だし、子供は体が小さいからと、小さいサイズの二段ベッドを選ぶのはおすすめしません。
ここでいうところの「小さいサイズ」というのは「寝る部分」のサイズ。

幅はシングルが基本で、より省スペースに置けるセミシングルなどはこの場合は不向き。
長さも、子供なら普通より15cmほど短いショート丈で十分ではありますが、分割タイプとの相性はよくありません。

つまりは「どこまで体が大きくなるか」が未知数のため、最初から制限をしないということですね。

分割タイプで長く使おうと考えていても、サイズアウトしてしまえばその計画は水の泡。
そうならないためにも、寝床に関しては一般的なサイズがおすすめです。

ヘッドボードに棚の付いているタイプや、足元に階段昇降のあるタイプなどは、全長が大きくなりやすいです。
もちろんメリットはあるものの、そういう部分をなくしてコンパクトにするのは一理あります。

寝床を今の体型に合わせて、あまりコンパクトにしないようにすることが重要ですね。

耐荷重を気にする

長く使うということは、子供の体重も増えることを意味します。
あまり耐荷重が低いと、心もとないですよね。

小さい頃は全く問題ないかもしれません。
が、前述したように「どこまで体が大きくなるか」が未知数な以上、少しゆとりのある耐荷重にしたいところです。

二段ベッドでは80kgくらいが耐荷重の下限なので、できれば100kgくらいあると安心ですね。
また、男の子はより重要視したいポイントになりますし、女の子ならその重要性も下がるかもしれません。

とは言え、未知数なのは変わらないので、熟考したい部分というのも変わらないですね。

デザインを気にする

長く使えるようにするには、あまり子供っぽいデザインにしないことも大事。
小さい頃はいいですが、成長したらイヤになってしまいます。

シールを貼る・可愛いカーテンを付ける…程度なら、後で戻せるので大丈夫ですね。
でもデザインそのものが子供っぽすぎると、どうにもなりません。
まだ全然使えるのに、子供が嫌がって使ってくれない可能性もあります。

キャラクター系や車などの特徴的な形状・子供っぽすぎる色…などは、「分割=長く使う」という機能とは合わなそうです。

まとめ

分割できる二段ベッドは近年とても多くなっていて、主流と言っても過言ではありません。
でも単に分割できるという機能性ばかりに目が行くと、本来の「長く使える」というメリットを活かせない可能性もあります。

分割できるタイプにする場合は、長く使えるかどうかという視点を持つことが大事。

また、分割するということは「二台のベッドを置く」ことになります。
そのために必要なスペース・部屋数などを考えておかなければいけませんよね。

先のことは分からないので悩みがちですが、少なくとも分割できないタイプだと選択肢はありません。
分割して長く使える二段ベッドを用意し、それを活かせるような目標を立てるというのもアリではないでしょうか。

失敗しない二段ベッドの選び方 大事な3つのポイント
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